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【長年の経験談】空手の道着の失敗しない選び方・おすすめメーカー

空手において、良い技を見せるためには道着の質も左右するところです。

道着の選択は非常に重要で、同じ技を出してもいい道着であれば、一層その技のクオリティがよく見えたりもします。

 

誰もがいい道着を着たいのは当然のことですが、形、組手、自分自身のスタイルに合う道着はどのような道着だろう?

という疑問も、強くなるに従い出てくるでしょう。

 

そんな疑問に答えられるように、伝統空手の主に初心者から中級者に向けた道着選択の提案をしたいと思います。

 

昔の道着と今の道着の違い

 

スポーツにおいて、時代が進むにつれて、技術や考え方も進化していきます。

空手も武道でありますが、時間の経過に比例して進化しています。

 

裏回し蹴り・サソリ蹴りというような高難度の技は、一昔前は使われることのなかった技ですが、現代空手では多く使われるようになりました。

 

道着の考え方も同じで進化しています。

一昔前は、重さのある大きめのサイズの道着を着ている時代もありました。

 

しかし現代の空手は違います。

道着のサイズにおいても、具体的な規定やルールが出来て、袖や裾の長さなども厳しくチェックされるようになりました。

 

そして、道着メーカーも数多くの道着を製造するようになり、形競技専用道着組手競技専用道着も数多く作られるようになり、皆が同じような道着である時代が終わりました。

 

形、組手兼用道着もありますが、今や小中高大学や社会人でも、力のある選手のほとんどは、形と組手で道着を使い分ける時代になったのです。

 

正直、多くのサイトなどで紹介されている入門用モデル(安価)な道着はオススメしません。

良い道着の人と並んだ時に、見た目で劣って見えたり、だらしなく見えたりもします。

また、耐久性も弱く劣化も早い特徴があるので、格好良く、長く着ていくには良い商品(10,000円以上)を選ぶべきだと思います。

 

形競技の選ぶべき道着の特徴

▲写真は清水希容選手。

現代の形競技では、重さがあり、生地は固く、形が崩れにくく、どっしりとした道着が主流です。

 

形道着は、現行のルールを元に着こなすと、上着の袖や、パンツ側の裾が長くならず、拳や足先、かかとなどがどんな動きをしても見えるような見た目になります。

 

これは競技の採点、判定をする中で手の先、足の先まで技の精度をチェックするためでもあります。

一つ一つの技を出すときに、独特の道着の擦れる音が鳴りやすいのも形専用道着の特徴です。

 

初心者にとってもわかりやすく言うと、重いけれど、見た目に優れたカッコイイ道着が形道着の特徴です。

 

組手競技の選ぶべき道着の特徴

▲写真は西村拳選手。道着は東海堂のZERO

今度は組手専用道着。

組手専用道着の特徴は、軽い、生地は柔らかい。

 

組手は1対1で相手と戦う競技で、一瞬の攻防が勝敗を決めます。

100m走を速く走るために軽量化された靴を履くように、より素早く技を出すために軽い道着を身にまとうのです。

 

組手競技専用の道着はとにかく機能性を重視した形状になっているのです。

軽く、薄く、ペラっとした生地であるので、速乾性に長けておりますが、格好良さでは形専用道着に劣ってしまいます。

 

形・組手兼用道着

 

おすすめは競技ごとに道着を変えることですが、価格的にちょっと・・・という意見やもっと強くなってから・・・という方も多いでしょう。

成長に応じて買い変えていく可能性のある道着ですので、購入には慎重になるのは当然でしょう。

 

もちろんメーカーでは、形・組手兼用となる道着を開発しています。

形・組手双方の競技に違和感なく出られるようにバランス良い仕立てになっているのです。

 

ですので形専用道着よりも固くない、重くない。

組手専用道着より軽くない、動きやすさが若干劣るという欠点もあります。

ただ長期で稽古を積むに当たって問題のないオールインワンモデルとなるのです。 

 

国内、海外一流メーカー5選

 

道着を選ぶにあたり、一流の国内メーカー、海外メーカーがあります。

特に国内で空手をしている選手のほとんどが以下5メーカーのどれかを使用しています。

守礼堂
守礼堂は、空手発祥の地沖縄に拠点を置く人気一流メーカー。世界中のプレーヤーからも一目置かれるメーカーで、形、組手共に国内トップクラスの人気を誇る。守礼堂HP
東海堂
東京に拠点を持ち、国内3店舗の店を構える人気メーカー。守礼堂同様、形、組手の道着のどちらも人気が高く、幅広いユーザーに使用されている。東海堂HP
ヒロタ
都内に拠点を構える人気メーカー。その名の通り、代表はヒロタさん。

特に形競技専用道着に絶大な人気があり、これまでの国内トップクラスの選手たちも愛用してきた道着である。ヒロタHP

アディダス
言わずと知れた世界的一流スポーツメーカー。それこそ昔は、道着販売の市場にアディダスはなかったのだが、近年じわりじわりと人気も出てきており国内一流メーカーの仲間入りとなってくるだろう。
アラワザ
ARAWAZAは海外製品です。世界最軽量道着の先駆けのメーカーです。国内での浸透は薄いですが、海外選手の多くが使用している道着で、胸のAのマークが目印。

※アディダス・ARAWAZAは直販が難しいため、代理店購入になるでしょう。

形・組手それぞれのおすすめメーカー

 

上記で紹介したメーカーから道着を選ぶ中で、これまでの経験や周囲の結果を残してきた人の声などを参考に、オススメのメーカーを書いていきます。

形道着おすすめメーメーカー

  • 1・ヒロタ
  • 2・守礼堂
  • 3・東海堂
  • 4・アディダス
  • 5・ARAWAZA

形においては、ヒロタを一番に挙げたいと思います。

私の周りではヒロタの道着で結果を残している選手が多く、次いで守礼堂が多いです。

 

経験からヒロタと守礼堂の差は何かと言うと、実際に2つの道着を長期にわたり着用して稽古をしてきた人がこう言っていました。

 

どちらの道着も良いけど、守礼堂の道着は使えば使うほど劣化が早い印象。

ヒロタの道着は使えば使うほど体に馴染んでいく。

 

と言っていたのが印象的でした。

その選手はヒロタの道着をまとい、卓越した成績を残していきました。

※その選手の個人的な所感です。

 

組手道着おすすめメーカー

 

  • 1・守礼堂
  • 2・東海堂
  • 3・ヒロタ
  • 4・ARAWAZA
  • 5・アディダス

正直、組手の道着に関しては選ぶのが難しい。

感覚的に守礼堂が一番の支持があると思える。

 

どこのメーカーも軽量化を図り、動きやすさを重視した道着にはなっている。

押忍くま

完全に好みの問題だよなぁ

ARAWAZAやアディダスに関しては、世界的に人気のメーカーだが、道着の規定で海外メーカー道着の着用は不可という規定をどこかで聞いたことがあるので、連盟などに所属している中での試合には注意が必要かもしれない。

 

今の時代では、組手の道着を選ぶポイントは、断然機能性です。

メーカーサポートの対応

 

  • 1・東海堂
  • 2・ヒロタ
  • 3・守礼堂
  • 4・アディダス
  • 5・ARAWAZA

やはり国内メーカーのサポート対応力は良い。

個人的には、一番良心的なのは東海堂だった。

人によっても対応の違いがあるが、会社対お客様として誠実な対応をしてもらえて満足だった。

 

ヒロタは社長直々に対応することが多く、質問や不明点などの回答などは一番早いだろう。

 

守礼堂は、カタログを欲しいとメールで希望を出したが現在カタログはありません。と返信があり終了。

入荷時期も不明、次回入荷したら送りますなどの提案もなく、こちらからの要望も通らなかった。

 

アディダスや、ARAWAZAはどちらかというと直販ではなく代理店からの購入になるでしょう。

そのため、サポートはそのお店の対応力に左右されるでしょう。

 

大手ショッピングサイトでは買うな!

 

Amazon・楽天・Yahoo!などたくさんのショッピングサイトがあります。

便利な時代ですが、これら一流メーカーの道着らは大手ショッピングサイトでも扱っていないものが多いです。

確認できたのは東海堂・アディダス・ARAWAZA。

 

特にサイズ感などがショッピングサイトだと非常にわかりにくい。

しっかりと店のアドバイスや提案を聞いてから買いたいところ。

空手におけるその他のグッズ(防具)くらいならまだしも、道着はメーカーから直接購入するのをオススメする!

 

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モデルとなる空手家

 

各メーカーには、その道着の販売を促進するために空手家のモデルを採用していたりします。

守礼堂
松久功さん:日本代表コーチも務め、現役時代は怪物と言われ長い間日本のトップに君臨した組手プレーヤー。サソリ蹴りの生みの親。
ヒロタ
不明:HIROTAのモデルの空手家は確認できませんでした。
東海堂
西村拳さん:過去には日本一にもなった女性空手家、諸岡奈央さんもモデルをしていたが現在は、日本代表組手選手の西村拳さんがモデルを務めている。
アディダス
五明宏人さん・佐合尚人さん:共に日本代表の組手プレーヤーの五明宏人さん(ALSOK所属)と佐合尚人さん(高栄警備保障所属)が務める。
アラワザ
海外空手家:ARAWAZAは世界的な組手プレーヤーがモデルを務めています。

まとめ

 

空手の道着は、組手ではメーカーごとの差は生まれにくく、形の方が使用感や見た目の差が出る印象です。

また、好みの問題があるので試着などの機会があれば着てみるのも手ですね。

道着にも寿命はありますが、長く稽古に使える逸品ですので是非良いものを選びましょう。

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