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2019年からTwitterはじめました。参考になる記事を書いていきます!

【間違った理解】オリンピックの空手には「瓦割り」は無いよ!


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2020年に開催される東京オリンピック。

日本開催ということもあり空手が競技に採用されましたね。

 

ただ手といってもどのような競技なのか?

といったところもわかっているようで分かっていない人が多いのも事実です。

 

個人的には、オリンピック競技の空手のことについてメディアが間違った伝え方をしていることもあり残念でなりません。

また空手と同じように、ボルダリングなどの競技も積極的にメディアで紹介されているので、空手も負けじと紹介されて欲しいところですね。

 

この記事では、ありがちなオリンピック競技の空手に対する正しい知識を記載していきます。

多くの人が陥りやすい間違えも分かりやすく解説していきます。

 

空手は2種類

 

まず、空手は大きく分けて2種類あるということを理解しておきましょう。

 

1つは伝統空手。

今回オリンピックに採用された空手は、こちらの種類の空手となります。

 

伝統空手は「形」(かた)と「組手」(くみて)の種目があり、形は指定された形を演武し、その形の中の技術を競いあうもの。

組手は一定の間合いの中で、突きや蹴りを駆使しながらポイントを取り合う競技です。寸止め組手とも言われます。

 

 

そして、空手のもう1つは極真空手です。

 

形は伝統空手と同様に技術を見せる競技。

組手は「一撃必殺」とも言われ、相手に突きや蹴りを当てることのできる競技となります。(顔面への突きはNG)

ガッツリ当てるという部分では、伝統空手のルールとは大きく違ってきます。

また、上段蹴りなどを強烈に当てて、相手が失神KOというようなこともあるのです。

 

共にルールが全く異なる空手となりますね。

特に「伝統空手」と「極真空手」は組手のルールがハッキリ違い、

ポイント制の「伝統空手」・一撃必殺KOもありな「極真空手」というニュアンスです。

 

まずはそこだけ押さえておきましょう。

 

オリンピックに瓦割りは無い!

 

さて本題です。

 

オリンピック競技で採用されている伝統空手の競技では瓦割りはありません。

 

どこかで空手=瓦割りという認識が世の中で広まっていますが、瓦割りは極真空手の試合で勝敗がつかない場合に採用されるルールです。

空手=瓦割りというのは間違いでは無いですがオリンピック競技のベースとなる伝統空手では、空手=瓦割りではないのです。

 

空手というものが、ルールの違う伝統極真の2つがあることで、分かりづらさを広げているということになっているのです。

 

 

またテレビ等のメディアでも正確な知識のないままに放送をしようとすることで、世間に間違ったオリンピック競技の知識を与えていることにもつながっているのです。

これは2019年8月末に放送された【オリンピック競技の魅力を伝える!】という企画なのですが、これを見ることでテレビの前の人は「オリンピックでは瓦割りをするんだ」という理解になるでしょう。

これから盛り上がっていくであろう空手。

オリンピックを前に世間への質の高い情報提供もメディアにはしっかり進めていって欲しいと考えます。

 

せっかく、日本のトップ選手たちが様々な番組・メディアで「オリンピックの空手」についてPRを頑張ってしているのに、この選手たちが居ない場面でこれでは・・・・

 

なぜ、空手=瓦割りなのか?

 

これは昔からそうなのですが、空手を知らない人からすれば

空手と言えば「瓦割り」なのです。

空手を表現するには瓦割りが一番わかりやすく、瓦を破った枚数が多ければ多いほどインパクトがあり、聴衆が驚いたり喜んだりしてくれるのです。

 

個人的にも昔、空手をやっている時に先輩の結婚式に招待された時のこと。

新郎をはじめ、招待された人の多くは「伝統空手」をやっていました。

 

新郎は組手の選手でした。

新郎を中心に空手の凄さや実力を見せるために組手を披露しても良かったのですが、お客さんたちに「組手」を披露しても意味がわからないだろう・・・と皆ほとんど未経験の瓦割りを披露したのです。

結果として、お客さんたちは驚き、喜んでくれたのですが、個人的にも空手を伝える手段が「瓦割り」しか無かったことに残念な気持ちにもなりました。

 

見ている人に空手の凄さを直感的に伝えるには「組手」よりも「形」よりも「瓦割り」だったのかもしれません。

 

伝統空手と極真空手の関係性は?

このように細かく見ていくと、全くルールの違う「伝統空手」と「極真空手」。

互いの競技に対してプレーヤーはあまり良く見ていないのではないか?という声もあります。

 

おそらく、伝統空手をやっている人は伝統こそが空手。

極真空手をやっている人は、極真こそ最強!

と思っている人がいるかもしれません。

 

自分のやっている競技に自信を持つことは素晴らしいことです。

 

また2020年東京オリンピックに向けて、ベースの競技は「伝統空手」となっていますが、伝統と極真はオリンピックの成功や、空手の普及に向けて、互いに手を取り合い精進しています。

 

極真側も伝統空手の学びの要素も得ようと積極的に交流を図っています。

 

ベースとなる伝統空手の軸となる連盟は、日本空手道連盟(JKF)と言いますが、オリンピックに向けた代表選手団の中には国際空手道連盟極真会館【オブザーバー参加】として2名の選手が登録されています。

この試みも素晴らしく、互いの空手を理解し、何が何でもオリンピックを成功させよう!という互いの気概を感じます。

 

よって、互いの関係性は素晴らしいことだと考えています。

 

この際に、誤った認識は改めて、是非一人でも多くの人が空手の普及に協力してもらえると嬉しいです!

お読み頂きありがとうございます!

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