空手の帯の色って何種類あるのか?
またどの帯が強いの?強い順番は何なの?という疑問がついてくるところ。
そしてネットでは色んな情報が錯綜していて、どの情報が本当なのか?
本当が何なんなのか、分からなくなっていたりします。
今回空手の帯の色について書いていきますが、前提として・・・
「伝統空手」(オリンピック競技)についての帯色について書いていきます。
もくじ(タップするとジャンプします)
4つの流派があると考え方も変わる
ご存知の方も多いかもしれませんが、伝統空手(以下空手と呼ぶ)には大きく分けて4つの流派があります。
一括りにして「空手」ですが、流派が違えば基本の構えや攻撃の出し方、防御の仕方も変わってきます。
そして流派が違えば帯の色の考え方も違ってくるのです。
また、帯の色が変わる際には皆【昇級・昇段審査】を受けますが、その級の考え方も違ってくるのです。
4大流派は・・・
- 和道流
- 糸東流
- 剛柔流
- 松濤館流
・・・とあるのですが、例えば「糸東流」では12級から始まる道場もあれば、そのほかの道場では10級から始まったり、9級から始まったり全く統一感がなかったりするのです。
言うなれば級に関する考え方は「道場次第」ということになります。
無級は白帯・初段は黒帯
なかなか統一感が見えない空手ですが、どの流派、どの道場でも変わらない考え方があります。
それは「無級は白帯」・「初段は黒帯」・「黒帯の前は茶帯」ということです。
無級とは初心者でまだ昇級審査を受けていない人の位置となります。
初段とは1級の次で、級を全て取り終えた人が着地する位置となります。
そして基本的に黒帯の前につけている帯の色は「茶帯」です。色合い的にも「黒」に近く、もう少しで黒帯だと言う意味合いもあるのでしょう。
帯に対する強弱の考え方としても、ざっくり言うならば、「白帯」は弱い、「黒帯」は強いと見て良いでしょう。
帯はカラフルに何種類もある
実際に帯の色を何種類使っているのかについても運営している道場に左右されます。
色で言うならば、
- 白帯
- ピンク帯
- オレンジ帯
- 黄帯
- 青帯
- 紫帯
- 緑帯
- 茶帯
- 黒帯
など実際に使用されている帯の色はカラフルに何種類もあります。
ただし、帯の色が増えれば昇級した時の生徒のモチベーションが上がりやすいですが、帯代や分かり難さも加わります。
そのため、道場によってはシンプルに帯の色を少なくして運営している所もあります。
道場によっては・・・
- 白帯
- 緑帯
- 茶帯
- 黒帯
という4種類のみでわかりやすく運営しているところも多いのです。
どんな道場でも、恐らく上記4種類の色は最低限扱っているのではないでしょうか。
よくネットなどでも書かれている○級は○色・・・と言う情報は合っている場合もあれば間違っている場合もあるのです。
なお、大きな大会・国際大会などでは色鮮やかな「赤帯」「青帯」が使われます。
赤コーナー・青コーナーという観点で、採点・評価をしやすいように使っています。
帯の値段はいくら?
帯っていくらするのでしょう?
刺繍が入って高そうなイメージもあると思います。
基本的に安い帯は安いです。
子供が使うような帯については、ショップにもよりますが1000円〜2000円で購入できます。
白帯・緑帯・茶帯などにおいては、昇級・昇段していけば不要になるので、そんなに質のいい帯を使用する必要はありません。
また、刺繍で名前を入れる必要もないので安く収めることができるのです。
黒帯は強さの証!良いものを購入しよう
特に黒帯については、どの流派においてもそれ以上の色がありません。
黒帯は言うなれば強さと・日頃の鍛錬の証明になるのです。
特に子供であれば、相手が黒帯であればそれだけで怯んで気持ち負けしやすいです。
そして、空手人生においてやはり黒帯が一番長くつける帯になると思うので、良い帯を付けた方がいいですね。
帯の質・帯に入れる刺繍のフォント・刺繍の色など。
ちょっと変えるだけで帯の雰囲気がガラリと変わります。
黒帯で良いものを使うとなると15,000円前後はしてくると思いますが、黒帯だけは拘りたいですよね!
以下のリンク先でオススメの道着メーカーを書いています。
帯置いても参考になると思いますので、気になる方はチェック!
【長年の経験談】空手の道着の失敗しない選び方・おすすめメーカーまとめると帯に関しては色々と道場次第
まとめると、帯の色の種類・帯の優劣に関しては厳格に決定した取り決めがありません。
その帯の考え方、使用方針は全て運営している道場に委ねられるのです。
極端に言えば、6級で紫帯の道場もあれば、緑帯の道場もあったりするのです。
ですので明確な答えは出せません。
全て、間違いなく言える帯に対する考え方は「無級は白帯」「初段は黒帯」「黒帯の前は茶帯」ということです。
純白の道着に対して締まりある「黒」「茶」などの帯をしている人はそれなりに強い可能性があると言うことです。
ただし、「黒帯」でも弱い人がいるし、「茶帯」でもめちゃ強い人はいます。
ひとえに帯の色だけで、相手の強さは完璧に見極められないですね。