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K-1全盛期の圧巻で衝撃的なKOランキング!ベスト10

1993年に『K-1 GRAND PRIX ’93 〜10万ドル争奪格闘技世界最強トーナメント〜』が開催されてから25年以上が経過。

日本を中心とした格闘技は、様々な形に変わり進化してきました。

 

K」は「空手」、「キックボクシング」、「カンフー」、「拳法」などの立ち技格闘技あるいは「格闘技」そのもの、そして「KING」の頭文字を意味し、1はナンバーワンを意味しており、空手やキックボクシングなどの打撃系立ち技格闘技の世界一の最強の格闘者を決める大会を行うというのが設立のコンセプトである    Wikipedia

 

それにしてもその当時の「K-1」「PRIDE」の熱は凄かった。

大晦日には当たり前のようにK-1、PEIDEが放送され、数多くのビックマッチが繰り広げられた。

個人的には当時の興奮がいまだ冷めやらないと言うか忘れられない。

 

それほど当時の盛り上がりや過熱ぶりは凄かったと言える。

テレビ放送では平均視聴率20%オーバー。

最高視聴率27%オーバーを記録した。

 

そして、今現在も様々な形で、団体で格闘技業界は進化している。

その中で、当時のK-1の試合での圧巻KOシーンの中からベストテンを選定してみた。

 

K-1、最盛期の時代を知らない若者たちにも見てもらいたい!

対象はフジテレビがゴールデンタイムでK-1放送を始めた1996年から2010年まで。

 

10位:セーム・シュルト VS グラウベ・フェイトゥーザ

 

2006年K-1GP ソウル。

 

オランドの巨人「セーム・シュルト」とブラジリアンキックの使い手「グラウベ・フェイトゥーザ」の一戦。

お互い上背が高く、規格外なファイトとなったが、最後はシュルトの破壊力抜群の膝に失神KO。

9位:マイク・ザンビディス VS 山本KID徳郁

 

K-1 WORLD MAX 2005 〜世界一決定トーナメント開幕戦〜。

 

ギリシャの鉄の拳を持つ「マイク・ザンビディス」と、2018年に逝去した「山本KID徳郁」の一戦。

共に似た体つき、似た攻撃スタイルの二人。

KIDも善戦したが、最後は鉄の拳の前に崩れ落ちた。

KOシーンは13:07。

8位:アリスター・オーフレイム VS バダ・ハリ

 

2008年大晦日 K-1ダイナマイト。

 

オランダのダッチサイクロン「アリスター・オーフレイム」とモロッコ系オランダ人の悪魔王子「バダ・ハリ」との一戦。

立ち技の実力が格段に上がったパワーファイターのアリスターが序盤から優位に試合を進める。

これまでのバダ・ハリの悪行をアリスターが懲らしめるという「制裁マッチ」としてなされた。

 

試合は、アリスターに何度も打つ負かされる結果になり、会場は大いに湧いた。

最初のKOは2:54。

 

7位:フランシスコ・フィリオ VS アーネスト・ホースト

 

1999年K-1 REVENGE ’99。

ブラジルの空手家「フィリオ」とフォータイムスチャンピオン「ホースト」との一戦。

当時K-1の実力者を破っていったフィリオはこの日も絶好調。

一撃必殺の腕力を使い、K-1トップのコンビネーションの使い手のホーストを華麗に葬った。

この一戦でホーストは現役引退を考えたという。

 

KOは3:15。

6位:レイ・セフォー VS ジェロム・レ・バンナ

 

1997年K-1 BRAVES ’97

 

南海の黒豹「レイ・セフォー」とフランスのバトルサイボーグ「ジェロム・レ・バンナ」の一戦。

経験で上回るバンナが優勢に試合を運び、1回目のKOをしたが、セフォーが起死回生の逆転KO勝ち。

打たれ弱さが目立つことも多かったバンナだが、生涯最も衝撃的なKO負けだったのではないか?

5位:フランシスコ・フィリオ VS アンディ・フグ

 

1997年K-1 DREAM ’97

 

こちらは「フィリオ」対K-1の初期時代から支えてきたスイス出身の空手家「アンディ・フグ」

当時はフグの影響力は凄まじく、K-1ナンバーワンの人気を誇っていた。

「かかと落とし」という技を世に広めたのも「フグ」であろう。

 

そんなフグに対するは、これがK-1デビュー戦の「フィリオ」。

フィリオは下馬評を覆す得意のカウンター右フック一撃でフグを失神させた。

これにより、K-1の世界でフィリオの名が大いに広まった。

 

 

4位:バダ・ハリ VS ステファン・ブリッツ・レコ

 

2005年K-1 WORLD GP 2005 IN TOKYO 決勝戦【WORLD GP リザーブファイト】

 

「バダ・ハリ」対ドイツの稲妻「ステファン・ブリッツ・レコ」の一戦。

当時絶好調のバダ・ハリの前には敵なし!といった時代。

 

この試合の5ヶ月前には、7連勝と実力を発揮していた「バダ・ハリ」と「ステファン・ブリッツ・レコ」の試合があり、レコはバダ・ハリへ腹部へのバックスピンキックを見舞い、KO勝ちをしていた。

「バックスピンキック」には「バックスピンキック」を!

バダ・ハリは顔面へのバックスピンキックを豪快に見舞い、レコに対しリベンジを果たした。

 

KOシーンは10:07

3位:バダ・ハリ VS ルスラン・カラエフ

 

K-1 WORLD GP 2007 IN YOKOHAMA【初代K-1ヘビー級王座挑戦者決定戦】。

 

「バダ・ハリ」対ロシアの「ルスラン・カラエフ」の一戦。

両者は互いに因縁があった。

この試合の半年前にはカラエフがバダ・ハリをKOし、バダ・ハリは怒りに包まれていた。

 

怒りに溢れるバダ・ハリと返り討ちにしたいカラエフのこの一戦は、序盤こそカラエフが優勢に試合を進めるが、なんともドラマチックな逆転カウンターでバダ・ハリの勝利!

これまでもこれからも、そうそう見ることでないであろう大逆転勝利だった!

KOシーンは5:48。

2位:ジェロム・レ・バンナ VS フランシスコ・フィリオ

 

2000年 K-1 THE MILLENNIUM。

 

「バンナ」対「フィリオ」の一戦。

ヒールな雰囲気を持ちながらもファンから絶大な支持を受けていたフランスのハイパーバトルサイボーグ「バンナ」。

アンディ・フグや、アーネスト・ホーストらを圧倒的なパンチ力で沈めてきた絶好調「フィリオ」。

 

戦前は勢いのあるフィリオがまたも名手を破るのかとも思われたが、この上ないバンナの強烈なストレートがフィリオの顔面を撃ち抜いてフィリオは失神KOした。

藤原紀香の大絶叫も印象的だった試合。

涙に暮れるフィリオに対し、「泣くな!君は極真王者だ!」と声をかけたのも印象的だった。

 

KOシーンは3:22。

1位:ガオグライゲーンノラシン VS マイティ・モー

 

K-1 WORLD GP 2004 決勝戦【準々決勝】。

 

若干20歳ほどのムエタイ王者タイ出身の「ガオグライ・ゲーンノラシン」対サモアの怪物「マイティ・モー」。

当時K-1ファイターの中でトップレベルの腕力だった「モー」。

対するはムエタイ王者の「ガオグライ」。

 

なんと体重差40kgほど。

普通ならマッチメイクには至らないであろう体重差である。

 

圧倒的なスピードと動体視力で次々と「モー」の豪腕を回避するマトリックス「ガオグライ」。

「ガオグライ」に突き入る隙を与えず常にプレッシャーを与え続けた「モー」。

 

「ガオグライ」が攻撃してもなかなか効かない。

「モー」が攻撃してもなかなか当たらない。という矛と盾な試合展開は決着つくのか?と思わせた。

 

しかし時は急に動く。

「モー」が仕掛けた瞬間に「ガオグライ」のカウンターハイキックがこめかみを捉える。

相手の推進力を利用した見事なカウンターであったし、ここしかないタイミングだった。

 

2度とこのようなKO撃は起こらないだろうな・・。と思わせる素晴らしい試合だった。

観客も凄まじい盛り上がりを見せ、興行としても大成功だったのではないかと思わせる内容だった。

 

KOシーンは6:13。

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