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オリンピック空手の試合予想と結果・そして今後の未来を考える

karate tokyo アイコン

東京オリンピック2020が1年遅れの2021年に開催されました。

空手競技は2021年8月5日の10:40「形競技」を皮切りに、8月7日20:05の「男子組手75kg超級決勝」までのスケジュール。

日本の武道の象徴の空手がスポーツの祭典で初お披露目です。

 

これには世界の空手関係者の喜びが大きく広がりました。

日本の選手団も国技の自国開催なので並々ならぬ気合が入っています。

当記事では、出場選手の結果予想と結果を記載して行くと共に、今後の空手競技の未来を予想します。

 

空手出場選手の結果予想とその結果

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以下より、日本代表として出場する選手の試合予想を致します。

また、試合経過も掲載して簡単な答え合わせもします。

予想している自分は日本人なのでもちろん日本代表選手団を応援していますが、そんな気持ちを置いて俯瞰した目で予想していきたいと思います。

 

特にライバルとなる可能性の高い国はフランス・スペイン・トルコ・エジプト・イラン。このあたりが強豪国となる。

 

女子形 清水 希容(しみず きよう)

試合予想:金メダル

試合結果:銀メダル

コメント:先陣を切る「女子形」からは「清水 希容」選手が出場となる。日本が誇る絶対女王であった清水選手だが2020年の末に開催された全日本選手権では大分県の「大野ひかる」選手に優勝の座を明け渡した。しかしながら依然世界トップクラスに君臨する選手でありメダル獲得は確実だと考える。長年のライバルであるスペインの大ベテラン「サンドラ・サンチェス」選手との直近の勝負では、差をつけられての敗北となっているだけに不安要素もあるが、自国開催のアドバンテージと大舞台にも強いメンタルで金メダルをもぎ取ると予測。

サンドラ・サンチェス

参考:サンドラ・サンチェス(スペイン)

リザルト:やはり決勝に残ったのは明らかな力の違いを予選で見せた「清水選手」「サンドラ選手」の2名。決勝ではベテランの風格を見せた世界ランキング1位のサンドラ・サンチェスハイメ選手が金メダル。この日は夫であるコーチとの結婚記念日であり、そんなめでたい日に花を添えた。SNSでは清水選手が勝ったと思った人が多くいたが思いは叶わなかった。もし点数の差をつけられた箇所があるとすれば、決勝形「チャタンヤラ・クーシャンク」の最初の気合いまでの体の使い方(安定感)に不安要素があった様にも感じた。サンドラ選手は終始波の少ない安定した力強い演武を見せていたのが印象的だった。

男子形 喜友名 諒(きゆな りょう)

試合予想:金メダル

試合結果:金メダル

コメント:空手発祥沖縄出身。今回のオリンピック出場の日本選手団の中で最も金メダルに近いと思われる選手。全日本選手権9連覇・世界選手権3連覇、日本ではもちろん世界でも目下敵無しの状況。2014年以降の国際大会では95%以上の確率で1位を獲得している。小柄ながらもそれを感じさせない体の大きさと、力強く性格な技の繰り出しが他の選手にはない強い個性。決勝でぶつかる可能性のあるライバルはスペイン代表の「ダミアン・キンテロ」か。

ダミアン・キンテロ

参考:ダミアン・キンテロ

リザルト:全競技の中でも最も金メダルに近い男だったため驚きはないが、改めて喜友名選手の実力の凄さを見る事が出来た。決勝戦では予想通りダミアン・キンテロ選手との一騎打ちになったが、「オーハンダイ」を演武し、体の大きさ・パワー・安定感・スピード全てでキンテロ選手を凌駕し、1点以上の差をつけての勝利となった。沖縄県では初の金メダルをもたらした。大きな活躍が功を奏し閉会式では栄誉ある旗手を努めることになった。

 

女子組手55kg級 宮原 美穂(みやはら みほ)

試合予想:銅メダル

試合結果:予選ラウンド敗退(準決前)

コメント:元々50kg級の選手だが、オリンピックでは階級が少なくなるので55kgでエントリー。日本女子の中で最も小柄だがスピードが速く空を飛ぶ様な攻撃は実物。オリンピックの組手競技では柔道らの競技よりは体重差の影響を受けにくい。相手の懐に入り込む能力が高いため持ち前の攻撃力でポイントを量産するだろう。

リザルト:普段より階級を上げて臨んだオリンピック。最後の試合で勝利すれば先に駒を進める事が出来ただけに残念だった。特に外国人選手特有のリーチの長さに手を焼いた印象で、普段攻撃的で相手の懐に入る巧さのある宮原選手の攻撃がストップされていた。しかし宮原選手らしいスピリットは見せたと思う。

 

女子組手61kg級 染谷 真有美(そめや まゆみ)

試合予想:予選ラウンド敗退(準決前)

試合結果:予選ラウンド敗退(準決前)

コメント:組手競技の中ではベテランの域に達してきた名手。姉も日本代表経験を持つ染谷香予。姉妹の思いを胸に試合に臨む。世界大会の成績は14年の世界大会で銅メダル・19年プレミアリーグ東京で銅メダルの実績。世界的にも実力を伸ばしてくる若手が台頭してきておりレベルの高い階級。持ち前の経験を武器に試合巧者としてゲームをコントロールしたい。

リザルト:結果は1勝3敗で、惜しくも予選敗退となったが随所に持ち前の攻撃力を見せた。体格的にも力的にも他国とは遜色なかったが敗れた3試合は何も先取ポイントを許すこととなり、試合の運びも相手に優位性を与えてしまいゲームを上手にコントロールする事が出来なかった。

女子組手61kg超級 植草 歩(うえくさ あゆみ)

試合予想:予選ラウンド敗退(準決前)

試合結果:予選ラウンド敗退(準決前)

コメント:日本国内においてメディアに積極的に出演し、空手の普及活動に努めた名手。オリンピック直近までは目に見える結果が得られていない点が不安材料。かつての恩師との人間関係に関する問題もあり、技術面よりもメンタル面に不安が残る。海外での試合経験は非常に豊富なので、その経験と体幹の強さを武器に、得意の中段突きを決める事が出来るかが勝敗の分かれ道となる。

リザルト:グループは拮抗していたが僅かなポイント差で予選敗退となり、かつての女王の貫禄を示す事が出来なかった。得意な中段突きは冴えたシーンが多かった。気になる点は他の選手よりも体が絞りきれていない印象であり、技のキレやフットワークの軽さも対戦相手の方が上回っている印象が強かった。持っている本来の実力を出せているとは言い切れなかった。

 

男子組手67kg級 佐合 尚人(さごう なおと)

試合予想:予選ラウンド敗退(準決前)

試合結果:予選ラウンド敗退(準決前)

コメント:空手チームの中で最も最後に代表決定した選手。直近のポルトガルで開催されたプレミアリーグリスボン大会では4階戦敗退ではあったが競合選手を打ち破るなど一定の成果も挙げていた。男子の中で最も軽量な階級のためスピード感あふれる試合展開が待っているが、試合経験豊富な佐合選手はメダル獲得の快挙も勝ち取る可能性が十分ある。

リサルト:初戦は気合がみなぎり見事勝利に繋げたが、以降の試合は全て全敗。日本人らしい基本に忠実な組手をしている印象であったが、リーチが長かったり、トリッキーな動きをしてくる外国人選手の動きに対応出来ないシーンもあった。小柄なプレーヤーではあるが、対戦相手より攻めの姿勢が強く感じられず、相手を試合巧者にしてしまった点が敗因かもしれない。ただ日本代表としてのスピリットは確実に見せた。

 

男子組手75kg級 西村 拳(にしむら けん)

試合予想:銅メダル

試合結果:予選ラウンド敗退(準決前)

コメント:丹精な顔立ちで女性ファンも多い空手界のプリンス。柔軟な身のこなしから突き・蹴りの多種多様な技を繰り出す事ができる。世界大会でもプレミアリーグで優勝5回など実績も十分だが、2020年のプレミアリーグinパリでは初戦敗退と不安材料もある。西村選手自身が憧れていたアゼルバイジャンの36歳のベテランで生ける伝説と言う異名を持つ「ラファエル・アガイエフ」も同階級での出場になると思われるが、個人的にはこの2人の決勝戦になれば嬉しすぎる展開。名選手ゆえに各国からかなり対策されるはずなので、簡単な戦いはひとつもない。

ラファエル・アガイエフ

参考:ラファエル・アガイエフ(アゼルバイジャン)

リザルト:予選ラウンド全般日本らしい美しい技の展開でポイントを上げ、西村選手らしさを出したゲーム展開を実現。準決勝へ駒を進めるための予選ラウンド最終戦は、なんと試合終了と同時のタイミングで相手選手の上段蹴りを許してしまい逆転負け。残り0秒でメダルを逃してしまう結果になった。完全にミスで気の緩みである結果。この手の下がって負けるやられ方は、どんな選手でも一番あってはならないもの。言い訳できない結果に応援していた人は皆頭を抱えた事だろう。

 

男子組手75kg超級 荒賀 龍太郎(あらが りゅうたろう)

試合予想:銅メダル

試合結果:銅メダル

コメント:最上級の階級のため、各国リーチの長い名選手を投入してくる階級。荒賀選手は世界で戦えるスピードドラゴンの異名を持ち日本組手を支えてきたベテラン。体のラインは細く手足が長いがスピードが兎に角速い。ここ3年大きなタイトルは獲得していないが直近のリスボンのプレミアリーグでは2位と十分な内容だった。日本の組手の象徴とも言える名手。ここで一花咲かせてもらいたい。

リザルト:若き頃から日本の組手の代表として精進してきたスピードドラゴンが見事銅メダルを獲得。持ち味となるスピード感あふれるゲーム展開をし、自分の組み手ができたのではないかと思える。ただ準決勝ではトリッキーすぎるサウジアラビアの相手の懐に入りきる事が出来なく研究してきたであろう相手にポイントを許す結果に。最後は悔し涙だった荒賀選手だが多くの人の記憶に残る戦いぶりだった。

今後のKARATEの未来は?

 

オリンピック初となる空手競技は金メダル・銀メダル・銅メダルそれぞれ1個ずつの獲得となりました。

今後も空手競技が見たいところだが、2024年オリンピックはパリでは空手は実施されない。実はフランスではかなり空手が普及していて国全体の実力も高いのにも関わらず。

また空手は全世界での競技人口がかなり多く、野球の競技人口よりも多いほど。

だからこそ、今後もオリンピック競技化して欲しいところです。

 

 

また東京オリンピックの競技の中身としては、「空手」が「KARATE」へ変化していった様にも見受けられました。

簡単に言うと武道からスポーツ(競技)化です。

特に組手はVRシステムがあることで、試合中の間延び感が生じたり、試合終了間際に苦し間際にコーチがVRを申請するなど、見ている側からするとテンポ良く試合展開を見る事が出来ないもどかしさがありました。

個人的には空手にVRは不要派。

何のために四方に審判がいるのか…

 

また、残心の取れていない3ポイントの大技(裏回し蹴りなど)もたくさんあり、心技体が満足ではじめてポイントになってほしいと強く思いました。

これらが空手がKARATEになっている様に思えた理由です。

 

 

そして何よりも今後の空手界の目指していきたい所は【ルールや仕組み認知してもらう事】ではないでしょうか。

組手はポイント獲得はなんとなく分かるとして、2つあるカテゴリーの反則の仕組みの理解について。

形の採点基準が分からないなど、一般の人から見たらチンプンカンプンなのは至極当然のことです。

今回の東京オリンピックではこのような声が山ほどありました。

実際の放送で垣間見れたのは組手の審判のジェスチャーがいつも以上に丁寧だった所。ここは完全に視聴者のためで、各国の解説が分かりやすく説明を入れやすい様にの配慮でしょう。

こういった工夫やルールを伝える普及活動を地道にしていき、多くの人がルールを認知してもらう世界にする事が空手の普及に重要な事だと思います。

 

似た競技でもある、テコンドーは長い間オリンピック競技化されている所を見ると、何かの機会やタイミングで再び競技化されてもいいのではないかと感じています。

今回のオリンピックでは多くの人の目に触れ、「よく分からないけどカッコよかった」というような声からファンが増えて再びオリンピックの競技としてカムバックしてくれることを願っています。

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