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【空手の形】点数アップ確実!周囲を驚かせる「気合い」の入れ方

気合いイメージ

空手の形において大切なこと。

よく【心・技・体】なんて言葉を用いて説明されたりもしますよね。

 

「心」は精神力。

「技」は技術。

「体」は体力を表します。

 

そして今回のテーマである空手の形の「気合い」。

これは「精神力」の部分でもあり、それを発する「技術」の部分でもあります。

気合いを発する方法ひとつで、形の採点も変わってくるのです。

 

あまり、気合いの入れ方については学生時代で学ぶ機会は少ないのではないでしょうか?

個人的にも気合いについて研究して、教えている人をそう見たことはありません。

今回はその「気合い」について形の点数を上げれることもできる気合いの入れ方をお伝えしていきます。

 

そもそも気合いは何のために入れるの?

 

気合いについて深く考えたことのない人はまず考えてみましょう。

「気合い」とは何のためにするのでしょう?

 

気合いは「放った技」(受け)をさらに強いものにするために入れます。

気合いを入れることにより、技の力が増さなければ意味がありません。

例えば、平安2段(ピイアン2段)の終盤、順突きを3本突く際に、特に最後(3本目)の突きは他の2本の突きよりも強く見えなければなりません。

気合いを入れたとしても、突き3本とも同じ力具合に見えるのであれば「気合い」の効果性は弱いのです。

 

一言で簡単に言うならば「気合いは形の見せ場」です。

これまで小学生からトップレベルの大学生までの気合いを間近に見てきた中で、気合いの入れ方によっては演武者の技の精度をグッと上げてくれるものにもなります。

特に小学生であれば、同じくらいのレベルの形であったら気合いの入れ方一つで勝てると思っています。

 

だからこそ、演武者の形の見せ場をしっかり作れる気合いの入れ方を工夫していきましょう。

以下では、よくありがちな良くない気合いの入れ方の特徴をまとめていきます。

あなた自身がどうなのか?比べてみたりしてください。

 

 

ありがちな間違った気合いの入れ方

気合いイメージ2

  • ただの大きい声
  • そもそも声が小さい
  • 気合いが長い

人によって気合いの出し方はそれぞれです。

「えい!」の人もいれば「うぇー!」「やぁー!」のような発声の選手もいます。

このフレーズの正解不正解はありませんが、「ただ大きい声」「声が小さい」「気合いが長い」という気合いの入れ方は良くありません。

 

大切なのは「技と気合いの一体感」です。

技と気合いが合っていないと、どんないい形を演武しても技がぼやけてしまいます。

詳しくはさらに下で解説していきます。

 

特に小学生が入れる気合いの多くは軽く、か弱い印象にあります。

当然まだまだ子供ですので、声は高く、声の軸もハッキリしなく、声量も弱い選手が多いのです。

だからこそ、気合いで差別化を図れる選手は成績を残しやすいのです。

 

これまで気合いの入れ方について考えたことのない方は、是非この機会に参考になさってください。

 

形の気合で大切なことの1つは鋭さ

 

ここから細かく解説していきます。

気合いを入れるにあたって、まず大切なのは「気合いの鋭さ」です。

鋭さとは切れ味の良い声のことを言います。

 

大きい声で「ヤッホー」というのと、全力で女性が「キャー」と言うのでは、声に鋭さがあるのは後者です。

この鋭い声量が、技の力強さを増幅させるのです。

 

形は、実際の戦いのシーンを想定した技の攻防を表したものです。

いかに、この緊張感あるシーンを演武の中で見せられるのかが大切です。

「命を賭けた戦い」を想定して、相手をこの突きで倒そうとするならば、持っている最高の気合いを入れるでしょう。

その気合いを想定して再現すれば良いのです。

 

ポイントは技を決める瞬間(一番力を込める瞬間)に一番強い声量を持ってくるのです。

ここインパクトの部分で力強く鋭い発声ができていれば、声の長さは不要です。

発声の長さが短くても、十分技がぶれずに決めることができます。

 

形の気合で大切なことのもう一つは一致感

 

続いて大切なポイントは「一致感」です。

一致感とは、技を決める時と気合いの発声が一致しているか?ということです。

 

学生の形を見ていて時折感じるのは、声を出す瞬間に一番強い声量を持ってこれない選手がいます。

例を挙げて、「えええええええい」と言う気合いの発声があるならば、

ええええええい」と声を発する先頭の部分が一番強い発声でなければいけないのに、

「ええええええい」というように発声の中盤の声量が強くなったり、尻上がりに声量が強くなったり。

この後者のような気合いの入れ方だと、決め技がブレたり、決まらないことが多いのです。

 

本来は技を決める瞬間が、一番声量の強い声を当てなければいけないのです。

これが一致感です。

 

 

またもう一つ多いケースを紹介すると、不用意に長く強い気合いも良くありません。

気合いはとにかく強く、大きな声で、長く発声した方が良いと考える人もいます。

実際見てみると迫力はありますが、技と気合いの一致感がありません。

また、長く強い気合いを発すると「体力消耗」も激しく、数分間の形演武を満足にやりきれないこともあるでしょう。

 

気合いを入れる際は一致感が大切で、体力消耗も計算しながらコントロールされた気合いを放つことも大切なのです。

 

今回の話を簡潔にまとめてみます

 

  • 気合いは形の大きな見せ場になる
  • 闇雲に大きな声、長い気合いは禁物
  • 気合いで差別化を図れる選手は成績を残しやすい
  • 気合いで大切なことは声の鋭さ
  • 気合いで大切なことは技と声の一致感
  • 技を決める瞬間に最も強い声を出す
  • 体力消耗まで計算した声の出し方を計画する

気合いもしっかりと計画性を持って発すると安定性の強い形が打てるようになります。

採点は人間が採点します。

技術の上達はもちろん、相手の感情を揺さぶるような「気合いを」入れることを意識してみてください。

あなたの形がもっと魅力的で、人の心を動かすようなものになるでしょう。

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