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空手とボクシングの共通点。
戦うといった点では勿論共通点だが、他に何があるだろうか?
実は共に戦い方に共通点がある。
その共通点を理解することで、双方のトレーニングに役立つことが潜んでいるはず。
空手経験者の方はボクシングを。
ボクシング経験者は空手を知って、より効率の良いトレーニングにするための知識を蓄えよう!
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共通点1:前拳の出し方
空手の刻み(前手の上段突き)とボクシングのジャブ(前手の攻撃・牽制)には共通点がある。
空手においては、技でポイントを取らなければならないため、いかに相手に分からないように懐に入るかが重要。
この技の技術が長けている選手は、余計な筋肉を動かさず突いていく必要がある。
言うならばノーモーションで攻撃を出すと言うこと。
対してボクシングのジャブにおいては、相手を仕留める技とまでは行かないが、効果的に繰り出すことで相手の体力を奪ったり自分に流れを引き寄せることができる。
勿論相手に避けられないように、ノーモーションで放つことが重要である。
ノーモーションの言葉の意味をもう少し解説しよう。
ノーモーションとは余計な動作(予備動作)を起こさず、技を出すこと。
厳密に言うと、技を出す前に自身の筋肉の硬直や表情の変化により、相手に読まれてはいけないのだ。
素人がパンチを出そうとすると、どうしても予備動作や今からパンチを出すよ!という動きが現れる。
それがモーション。そしてそれを無くせばノーモーションとなるのだ。
空手の優れた刻み(前手上段突き)は体が相手に寄った時には既に拳が届いている状態である。
ボクシングの優れたジャブは、予備動作無く強い拳が相手の顔面に届いている状態。
拳の出し方としては極めて似ているのである。
ただ空手はボクシングと違い、拳を出した後に体を相手に寄せていくので、突いた後の動作としては別物となる。
極めて似ているのは、拳がアゴ元に届くまでの動作。
相手に気づかれないようにノーモーションで拳を出すという考え方もほぼ似ている。
共通点:腹部への攻撃
腹部への攻撃も似た部分がある。
空手において腹部への攻撃といえば「中段突き」という技になる。
足を前に踏み込みながら、構えの後ろ側にある手(前手ではない)で相手腹部に当て引く。
これは前手からでは成立しないし、ポイントにはならない。必ず構えの後手から放たれなければならない。
ボクシングにおいての腹部への攻撃は「ボディブロー」という技。
空手ほど深く踏み込むことはないが、ジワリとダメージを与えたり、KOに至る技になったりもする。
互いの技の共通点は、腰を入れて拳を出すという点。
空手の場合は中段突きを突いた瞬間の帯の結び目(へそ)は正面を向く形になる。
かたやボクシングも同様、相手にダメージを与えるボディブローは、体重を乗せて腰を返し拳を放つ。
空手において腰を入れて突きを出さなければ、手打ちになってしまい、技の一致感がなくなってしまう。
ボクシングで腰を入れなければ、拳のみの力で当たるので強いダメージは与えることができない。
共に相手に悟られぬよう、目的の箇所に拳を出していかなければならないので、こちらの技も限りなく予備動作(モーション)は少ない方が良い。
亀田興毅は空手出身
ご存知の方も多いだろうが、ボクシングで有名になった「亀田興毅」さんは小さい頃空手をしていた。
小学校高学年の時に父である史郎氏のすすめでボクシングもやり始め、中学校までは空手とボクシングを並行して習っていた。
実は空手をやっていた時はジュニアチャンピオン経験もあるという才能の持ち主でした。
ボクシングに完全転向しても持ち前の才能と負けん気でメキメキ頭角を表していき、ボクシングの世界でも有名になりました。
そういった意味では、空手とボクシングは全く真逆の競技というわけでもなく、技の出し方など相通ずる部分があったのではないかと思います。
似た部分があるからこそ、両競技の選手から学べる部分もあると思います。
両競技でさらなる上を目指している選手は、ちょっとしたレクチャーを受けるだけで何かしらのヒントが得られるかもしれませんね。